9月の森に
ふるいクモの巣が、ありました

ここにはもう、誰も住んでは
いないようでした

そこへ、ひらひら
てれくさそうに、落ちてきた
くまの形した木の葉が、1枚

ふるいクモの巣にひっかかりました

もぞもぞ しゅわしゅわ

なんだかおかしな、木の葉ちゃん

ん?…あっ、あっ、もぅ、もぅ

よく見てみると、それは、こどくまでした

こどくまは、はずかしがりやのくまの子です

ふぅ…と

こどくまは、小さく息をはいて

ここは、ちょうどいいなって
目をぱちぱち
ぱちぱち
させています

そして
目を閉じたと思ったら

すぐに、うとうと…、お昼寝をはじめました

なんだか、みんな、あくびが出そうな
秋の午後

夕暮れに
いつしか、目覚めた
こどくまのポッケには

知らない間に

たくさんの秋が

入り込んで

そわそわしていました

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