よく晴れすぎた日曜日 あついあついと 森のみんなが言っています ウサギのミーちゃんも キツネのゴンちゃんも タヌキのキヌちゃんも みんなみんな あついあつい そこで、クマの子のモモジは あついのは太陽さんのせいだから 太陽さんに、あんまりあつくしないように 僕が、頼んできてあげるよ、と言って、出かけてゆきました 「それにしても、太陽のお家はどこなんだろう」 ミーちゃんも、ゴンちゃんも、キヌちゃんもみんな 森の動物たち 誰に聞いてもわかりません 「うーん、太陽さんのおうちは 秘密の隠れ家なんだろうな」 とにかく、太陽さんの見える、あつい方へ モモジは歩いてゆきました だけれど、歩いても歩いても ぜんぜん、太陽さんは、近くになりません 「おかしいなぁ んもぅーう、あつーい」 と、モモジが叫んだときでした ゴロゴロロ… ピカ っと鳴って、雨が突然 ザーザと降ってきました 通り雨です 「きゃあぁ あわわわ…」 モモジは両手で頭をおおって 目をつむって ドタバタ チンタン 走り回りました 太陽は雲に隠れて 見えなくなります ポツポツ トトト ほどなくして、雨が止み 見上げた空には虹がかかっていました 「うわああい、に、にじだあ」 そして、その虹のアーチに、太陽が入っていったのを モモジはちゃあんと見ていたのです そして、偶然にも ジタバタ走り回って、やってきた モモジが今、立っている目の前は 虹のアーチの“つけね”だったのです 「ふむふむ」 モモジは、あごを手でこすってそう言うと 虹の橋を上って その先にある太陽さんの 秘密の隠れ家に、やってきました そして、森のみんなとの約束通り あんまりあつくしないでね、と 太陽さんにお願いをしました 太陽さんは笑って 『うん、わかった、了解』 と言って それから、モモジの大好きな はちみつ味の目玉やきをごちそうしてくれました 太陽さんの顔そっくりの目玉やき むしゃむしゃ、もしゃもしゃ モモジはすっかり、気に入って 13個もたいらげました それから、また雲がかった空をみて 『今日はもう、仕事、おしまい』 と、太陽さん それから2人は、夜遅くまで たくさんさんさん お話をしました そして、帰りは森まで太陽さんに送ってもらうと モモジは、丘の上のお家に帰ってきました 「太陽さんも話せばわかるやつだなあ」 モモジはそう言って、にやにやすると 「明日は少し涼しくなるぞ」 と、ふとんを頭までかけてから オヤスミナサイをしました |
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