クマの親子が 森に野イチゴ摘みにやってきました お母さんクマは、ジャム用に、ジュース用に、冬の冷凍用に… 野イチゴ摘みに夢中です 野イチゴ摘みに飽き始めた ちょろちょろ、そわそわの クマの子に あんまり、遠くへが行っちゃダメよ と、お母さんクマは言っています でもね、そんなコト クマの子の小さなミミには 届いてなんかいるはず、ありません イチゴ摘みに夢中のお母さんが ふと、辺りを見回すと… ほら、クマの子はどこかへ… いなくなってしまっていました クマの子はどこへ行ったのでしょう? ひらひら、ちょうちょを追いかけているうちに 野イチゴの丘を越えて 知らないトコロへやってきました ココはどこ? お母さんは? クマの子は泣き出して ばたばた、草原に倒れこみました わーんーわあん 泣きながら仰向けに、目を開けると 目の前にイチゴがなっています クマの子は、赤い目をこすりながら そのイチゴをむしゃむしゃり… すると、むずむず… 体がにょきにょき みるみるうちに、ヘビになっていきました そう、クマの子が食べたのは ヘビイチゴだったのです ヘビになったクマの子は それでさらに… わんわん わーんーわあん 泣きじゃくります そこへ、やっと、お母さんクマが 心配顔でやってきました あらあら、こんなトコロで もう、ヘビになんかなっちゃって… お母さんは安心顔で 辺りを見回すと ヘビイチゴを見つけて ぱくり、ごっくん さあ、帰りましょ 夕日に向かって、親子のヘビの綺麗な影が 2本 くっきり、空へ伸びています |
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