絵本をはじめた、きっかけ、があります。 それがなかったら、絵本をしていなかったのかなと、思うくらい。 大学1年生の冬、事故をしました。自動車の、でっかい事故でした。 木曜日の、真夜中のくねった道は真っ暗で、自分のせいで車が転倒、 ペシャンコになって、見たコトない自分になっていました。 すぐ、手術 救急車も、初めてでした。そして、右手が特に複雑に、かわっていたので、 地元の大学病院を紹介され、そこで、約1ヶ月と少し入院しました。 入院時には、右手以外は、大丈夫で、チョロロ落ち着かない、迷惑な患者でした。 モラルが欠けていたって、反省してます。総合病院で、小児科の病棟も下の階にありました。 右手以外は元気だった、迷惑な僕は、小児科のプレイルームにもウロチョロロと、足を運んでいました。 そこにいる、小さな子供達。僕のように、軽率、100%自分のせいでの、キズではなく、 自分の意思とは関係なく、生まれつきの敏感なキズを持った、無垢な子供達。 自分に何かできないかな・・・って、ピンっときたのが、絵本でした。 つくってみると、つくるコト自体もさるコトながら、子供の反応が、 何より、すごく、気持ちが良くて・・・(作品の中身自体は良くなかったと思う、 多分、珍しいお兄ちゃんがそうやって絵本を読んだコト、 その行為が、子供達を喜ばせたのかな・・・だって、その絵本自体は、未熟すぎて、 とても面白いなんて言える作品ではなかったので・・・)ただ、絵本ってすごい! 僕はコレだ!って、何かがその時から、変わりました。 今も右手の指が、いびつで、上手に動きません。 右手が正常な時なんて、自分が絵本をする、という発想は皆無でした。 ただ、ちっちゃな時から、絵はすきでした。 不幸にも、絵の才能は、ゼンゼンなく、小学校5年生の時、美術の先生に、 「何でこんな感じにしか出来ないのか」と、自分の作ったベニヤにかいた竜の絵をたたかれて、 泣きながら(小5で・・・)先生をにらんでた、想い出があります。 でも、本当に、センスがなかったんだなって思います。 で、ちっちゃな時から、ひとりよがりの僕は、時間があると、 頭の中で、自分に都合の良い世界を造っていました。おとぎ話。 でも、こうやって、今はこんな自分がいるのは、本当に、 あの事故、あの病院、あそこで、自分に、何かできないかなって、 子供達に初めてかいた、あの絵本が、あるからなんだって思います。