バクは 夢をみたコトが ありませんでした 今日も 学校では みんな 夢の話でもりあがっています 「きのうさ、ぼくのしっぽが プロペラになって 宇宙までとんでっちゃう夢 みたんだぁ」 カンガルーが しっぽを クルクルさせながら 言いました 「オイラはさ ホットケーキのお城でさ メープルシロップのプールで遊んだ夢 みたさぁ」 トラオが とくいげに したを ぺろりと まわしました 「それがね わたしなんか 夢で モデルみたいなセクシーな体つきになっちゃったわよぉ」 ゴリラが よだれを たらしながら しゃべります そんな みんなの楽しげな話声の中で バクはいつも思うのでした 『みんな夢をみれるなんていいな ぼくは今まで1度だって夢ってモノを みたコトがないんだ 夢はどうすればみれるんだろう? 大人になったらみれるのかな? ぼくも 夢 みたいなぁ』 次の日も そのまた次の日も 学校は夢の話で もちきりです 「昨日は ツノがグングンのびてね 太陽を吹っ飛ばす夢をみたよ ぼくも太陽もビックリさ」 サイが じまんのツノを ツンツンさせて 言いうと 続けて いつも 話に入らないバクに 「そういえば キミは夢を みないのかい?」 みんなが 聞きました 「ぼく 夢をみたコトがないの で でもね 昨日はね 夜ね 自転車でお空を 散歩したよ 星がすごくきれいな ぼくのおきにいりコース 夢はみれなかったけど 楽しかったんだよ」 バクは はずかしそうに 言いました |
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